第5回 安全で後悔しないお産のために。知っておきたい「無痛分娩」の医学的な準備と選び方|清水バースクリニック|

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第5回 安全で後悔しないお産のために。知っておきたい「無痛分娩」の医学的な準備と選び方

第5回 安全で後悔しないお産のために。知っておきたい「無痛分娩」の医学的な準備と選び方|清水バースクリニック|

こんにちは、院長の小原です。

当院の特徴である「無痛分娩」について、今回は少し具体的で医学的なお話をさせていただきます。一生に何度もない大切なお産を安全に、そして納得のいく形で迎えるために、プロの視点からぜひ知っておいていただきたい重要なポイントがいくつかあります。

 

1. 万全の「事前準備」がない無痛分娩は、なぜ行わないのか?

医療において、何よりも優先されるべきは「お母さんと赤ちゃんの安全」です。

以前は、お産の途中で痛みに耐えられなくなった方への突発的な対応も行っておりましたが、2026年7月からは、安全性を最優先するため、事前の準備なしでの突発的な無痛分娩は行わないことといたしました。

麻酔を安全に行うためには、以下の三点が必須条件になります。

 ① 事前に詳しい説明(インフォームドコンセント)を受けていること

 ② 直近1ヶ月以内に「無痛分娩のための採血検査」を済ませていること、そして

 ③ 陣痛が始まってから絶食にしていること

準備がない状態での麻酔は、万が一の合併症などのリスクに対して十分な安全を担保できません。

このため、「何があっても絶対に無痛にはしない!」と固く決めている方以外は、万が一に備えて「無痛分娩の準備(説明の受講と採血)」だけはあらかじめ済ませておくことを強くお勧めしています。

 

2. 初産婦さんと経産婦さんで異なる、医学的なアプローチ

お産の進み方は、初めて出産される方(初産婦)と、出産経験のある方(経産婦)で医学的に大きく異なります。そのため、当院ではそれぞれに適した方法をご提案しています。

 初産婦さんには「オンデマンド無痛分娩」がお勧め

  • 初産婦さんは、計画無痛分娩にすると、お産が長引く「難産」になりやすい傾向があります。そのため、自然な陣痛の始まりを待ち、お産の進み具合に合わせて麻酔を導入する「オンデマンド無痛分娩」がお勧めです。また、陣痛を少し味わうことで、無痛分娩の効果をより感じやすくなり、結果的にお産の満足度が高くなるというメリットもあります。
  • ただ、「陣痛を全くも味わいたくない」「痛みがゼロなら最初から帝王切開でもいい」といった強いご希望がある方には、最初から日程を決める「計画無痛分娩」も選択可能です。

 

 経産婦さんは「計画無痛分娩」でも「オンデマンド無痛分娩」でも問題なし

  • 経産婦さんは基本的にお産がスムーズで、難産になるリスクが非常に低いです。そのため、妊娠38週以降であれば、日程を決めて行う「計画無痛分娩」も安心してお選びいただけます(前日入院となるため7日間の入院となります)。
  • もし入院費を安く抑えたい場合はオンデマンド無痛分娩も選べますが、経産婦さんはお産の進みが非常に早いため、病院に到着してから麻酔が間に合わない可能性があるかもしれません。

 

3. どなたでも、まずは気軽にご相談ください

当院でのお産を予定している方はもちろんのこと、他の施設に通院中だけれど無痛分娩に興味があるという方でも、医師が丁寧にご説明いたします。

「まずは大まかな仕組みや費用を知りたい」という場合は、当院ウェブサイトの自作AIチャットボットにおたずねいただければ、大抵の内容にはその場でお答えできます。ぜひお試しください。その上で、我々の無痛分娩について詳しく知りたい方は、私の無痛分娩解説動画をご覧いただければ幸いです。

 

私の説明を直接お聞きになりたい場合は、無痛分娩外来にて詳しくお話しいたしますので、お電話にてお問い合わせください。どうしても時間が取れないという方には、夜にオンラインで説明することも可能です。

 

同じ無痛分娩であっても、人によって「こうしたい」という要望は実に様々です。だからこそ私は、お一人おひとりに合わせて少しずつ違う形で無痛分娩を行ってきました。

一生に一度のお産を、最も安全に、そしてあなたにとっての「大正解」にするために。まずは小さな疑問から、いつでも私たちにご相談ください。